首都圏空港(羽田・成田)年間発着枠82.6万回達成に向けて、東京国際空港(羽田空港)を訪問させていただき、羽田空港及び成田空港の航空管制を拝見させていただくとともに、羽田空港の機能強化に向けて現場を拝見させていただきました。
首都圏空港の年間発着枠は、羽田D滑走路供用前は、年間52.3万回(羽田30.3万回・成田22万回)であったところが、現在、年間74.7万回(羽田44.7万回・成田30万回)を達成することができました。
羽田D滑走路供用と羽田空港の再国際化により、羽田空港の国際旅客数は259万人(H21)から1,275万人(H27)へと5倍増加し、総旅客数も6,193万人(H21)から、7,525万人(H27)へと大幅に増加しています。
羽田税関の国際貨物量は1.2万トン(H21)から33.2万トン(H27)へと27倍増加し、貿易額は約2,000億円(H21)から約1兆円(H27)へと5倍増加しています。
この流れをさらに推し進め、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催までに、羽田・成田それぞれ年間発着枠を約4万回増枠し、首都圏空港年間発着枠82.6万回(羽田48.6万回(1時間あたり離着陸合計90回)・成田34万回)を実現するために、滑走路運用・飛行経路の見直し等により首都圏空港の機能強化を行います。
滑走路運用・飛行経路の見直しに向けて、羽田空港及び成田空港の航空管制の現場を拝見させていただきました。
1日あたりの離陸613回、着陸613回、現行1時間あたり離着陸合計80回、1滑走路で2分に1回離着陸が行われるという過密な滑走路運用の中で、
東京、首都圏の玄関口、我が国最大の基幹空港の「安全・安心」を24時間支え続けておられる皆様に心より感謝申し上げます。
羽田D滑走路の構造、設計上の工夫点を実際に拝見させていただき、国際線ターミナルビルの再拡充に向けて現場を確認させていただきました。
海外富裕層向けに利用拡大が期待される国際線ビジネスジェットVIPカウンター、市中免税店引渡しカウンターを拝見させていただきました。
羽田空港の国際線発着枠約4万回増枠で、経済波及効果は約6,500億円、税収増加は約530億円、雇用増加は約5万人とされています。
首都圏空港の機能強化に向けて全力を尽くしてまいります。