3月19日(水)
日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式に出席させていただきました。
硫黄島戦は、日米ともに死力の限りを尽くした、戦史史上稀にみる激戦でした。
それぞれの祖国のために、そして家族の幸せを念じながら戦った日米両国戦没者の皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様の終生消えることのないお悲しみを心よりお慰め申し上げます。
この地で、かつての両軍兵士及びそのご遺族の皆様が再会をされ、恩讐を超えて会い集い、日米硫黄島戦没者慰霊追悼顕彰式を開催されますことに、深い感動を覚えました。
アメリカ合衆国本土から、アメリカ海兵隊総司令官ジェームス F.エイモス大将(アメリカ海兵隊トップ)ご夫婦が参列され、元硫黄島戦士であるスノードン海兵隊退役中将・米国硫黄島協会名誉会長をはじめ元硫黄島戦士の皆様も多く参列されました。
私も硫黄島問題懇話会幹事として逢沢会長を筆頭に超党派国会議員の皆様とともに献花をさせていただきました。
戦後、日米両国は悲しい過去を乗り越え、強固な同盟を築き、自由、民主主義など共通の価値観をもとに、世界の平和と繁栄のために協力してきました。
今日の日米両国の平和と繁栄が、ご英霊の皆様の尊い犠牲と両国民のたゆまぬ努力によって成し遂げられてきたことを忘れてはなりません。
ご英霊の皆様に心から哀悼の誠を捧げ、世界の平和と安定のために日米がより一層緊密に協力していくよう全力を尽くしてまいります。
日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式の後、
天山硫黄島戦没者慰霊追悼式に出席させていただきました。
ご遺族の皆様とともに献花をさせていただきました。
ご英霊の皆様、ご遺族の皆様に心より哀悼の誠を捧げます。
この後、遺骨収集の現場を拝見させていただきました。
日本のために命を捧げられたご英霊の皆様に故郷に帰っていただくことは「国の責務」であります。
ご英霊の皆様のご遺骨の帰還は、未だに五割に満たない10,492柱であり、
残る11,433柱の皆様は、この島でお眠りいただいたままです。
硫黄島の滑走路移設も含めて、滑走路地区等の遺骨収集帰還を進める方針が決定したことは、安倍政権の成果です。
ご英霊の皆様全員が、故郷にお還りいただげるよう、全力を尽くしてまいります。
さらに、硫黄島内の巡拝を行わせていただきました。
硫黄島には、悲惨な戦いの痕が、今なお昨日のように生々しく残っています。
この事実を風化させないよう、このような悲惨な戦いを二度と再び繰り返さないよう永く後世に語り継がねばなりません。
恒久平和への誓いを永く後世に伝えてまいります。