シミュレーションです
シミュレーションで
神戸上空を
神戸空港から明石海峡大橋を望む
神戸空港の現場を国土交通大臣政務官として拝見させていただきました。
神戸空港において滑走路及び駐機場の状況を確認するとともに、エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンの格納庫内各施設、シミュレータ等を拝見させていただきました。
神戸空港は、来年、平成28年4月に民営化され、関西3空港の一体運営が始まります。
神戸空港の運営事業者の公募(コンセッション)で優先交渉権者が、ORIX・VINCI Airports・関西エアポートコンソーシアムに選定されました。
事業期間は平成30~71年度(42年間)
滑走路、航空灯火施設、駐車場、ターミナル施設等に運営権を設定します。
関西3空港の一体運用の方策として
○関空・伊丹が有する人材、情報、ノウハウ、スキルなどの空港運営に関する資源を活かした神戸空港の運営の品質向上と効率化
○関空・伊丹の国内線との連携、旅客の重複の抑制を考慮したエアラインマーケティングや旅客マーケティングの実施による路線の充実と機材の大型化を検討
→ 運営開始5年後(2022年度)の旅客数:10%増約300万人を目指す。(2016年度272万人)
○関空・伊丹の知見・ノウハウを通じた物販・飲食のニーズ調査と両空港に出店するテナント等の新店舗の導入の検討
○関空・伊丹で開催する集客力・発信力のある効果的なイベント(旅行博、旅行セミナー等)との連携開催
○関空で推進する水素プロジェクトを踏まえ、神戸空港に水素ステーションの誘致を検討
○3空港の人事施策の一体的な運用による空港間の人材交流と多様な経験を積んだ空港専門人材の育成
が挙げられます。
設備投資、料金施策として
○スマートレーンの導入、利用者に訴求力のあるブランド店舗の導入
○駐機スポットの増設や到着バゲージコンベアの増設、利用しやすい店舗配置などレイアウト変更、出発エリアの店舗の増設及び拡張
○着陸料等の料金施策は、将来的には、機材の大型化を促進するため、使用機材と重量による料金体系の見直し及びインセンティブ制度の導入の検討
が挙げられます。
このたびの神戸空港コンセッション開始、関西3空港の一体運用開始が、
神戸空港の便数増加、運用時間緩和につながるよう、関係者の皆様のご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
関西全体の航空輸送需要の拡大、神戸経済の活性化、関西経済の発展のために全力を尽くしてまいります。
<国土交通省ウェブサイト>
【平成29年7月21日】神戸空港、神戸航空衛星センター、神戸市東灘処理場等を藤井政務官が視察