杉原紙シンポジウムに出席させていただきました。
杉原庄は摂関家・近衛家の荘園であり、永久4年(1116年)、藤原忠実(摂政関白)が、娘泰子(後の鳥羽天皇皇后)と息子忠通(後の摂政関白)に、藤原家の家長に代々伝わる家宝とともに、それぞれ「椙原庄紙百帖」を譲り渡したことが、忠実の日記「殿略」に記されています。
杉原紙は鎌倉幕府、室町幕府の公用紙となり、全国で「杉原紙」が生産されるようになりました。
ここ多可町、杉原庄は「杉原紙」の発祥の地です。
杉原紙シンポジウム(文化庁事業)として基調報告、パネルディスカッションが行われるとともに、杉原紙商品アイデアコンテスト表彰式が行われました。
和紙の未来を創る議員連盟稲田朋美会長からもお祝いのビデオメッセージをいただきました。
「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」は、世界遺産、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
杉原紙の歴史・伝統・文化を継承するとともに、新たな商品、アイデアの創出、ラグビーワールドカップ2019日本大会・2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会で「和紙」文化の世界への発信等を行うことにより、杉原紙が多可町の発展につながりますよう、皆様とともに全力を尽くしてまいります。