加西地区山田錦生産者大会に出席させていただきました。
受賞された皆様、おめでとうございます。若いご家族の皆様がご受賞されています。
将来にわたって、世界に冠たる、素晴らしい山田錦を生産していただけますようお願い申し上げます。
昨年は災害が多く発生いたしました。平成30年7月豪雨では、ため池等農業水利施設等に甚大な被害が発生したところです。
これを受けて、ため池等の緊急点検が行われ、今国会では「農業用ため池の管理及び保全に関する法律案」が提出されたところです、成立に向けて尽力してまいります。
地震・豪雨対策型であれば、農家負担なし、地元負担なしで、ため池等改修が可能です。ため池の統廃合、ため池の監視カメラや水位計等の管理施設の整備に国費での定額助成制度(定額内なら国費100%)が新たに予算案に盛り込まれました、予算案成立に向けて全力を尽くしてまいります。
酒米山田錦の減反枠外での増反・増産が可能となる制度改正以降、加西地区は作付面積は2倍以上になりました。
他県産山田錦と違ってこの地域の山田錦を高価格で維持し続ける、かつ、生産量を維持するためには、この地域の山田錦でつくった高級吟醸酒の需要をさらに拡大させること、特に輸出拡大が不可欠です。
この地域の山田錦でつくった日本酒がさらに高価格で取引されること、この地域の産する山田錦の更なるブランド化、他の産地との「違い」をさらに際立たせること、高付加価値化が必要です。
そのためには、この地域で、これからも、最高品質の酒米山田錦を育んでいただくことが必要です。
これからも、地元の誇り、世界に冠たる酒米の王者山田錦を、皆様の手で育んでいただきますよう、心よりお願い申し上げます。