第59回岩岡町開発記念式典に出席させていただきました。
「土と水とに七百二十日 いまに伝える幸せを」
岩岡音頭の二番の歌詞です。
1680年代、元禄の世に新田開発された岩岡の台地。ため池を掘り、水を引き。
山田川疏水が計画されたのは明和8年(1771年)。淡河川疏水が着工されたのは明治21年(1888年)。淡河川・山田川疎水が完成したのは大正8年(1918年)。悲願だった水を手に入れるのに約150年もの歳月。
岩岡へ水を引いてくるためには多額の費用がかかるサイフォン式の疏水にせざるをえず、多額の借金を返すのに32年。
このときの合言葉が一年「七百二十日」、昼夜を問わず必死で働こう、という決意。
岩岡町開発記念式典は、この「淡河川・山田川疎水の完成」を記念して、毎年開催されています。
今国会では「ため池法案」が提出されています。
「ため池」に始まる岩岡の歴史。「疏水」が今に至る発展を。
多くの先人の皆様のご英知とご努力ご労苦に心より感謝し、その功績を後世にきちんと伝えておられます岩岡町の皆様に深く敬意と感謝を申し上げます。