鶉野飛行場跡地 紫電改実物大模型・備蓄倉庫施工披露式に出席させていただきました。
ここ加西市鶉野町には、第二次世界大戦中、姫路海軍飛行場と川西航空機姫路製作所が置かれ、同製作所で紫電、紫電改が組み立てられました。
紫電改は旧日本海軍最後の新鋭戦闘機。このたび、実物大模型で制作され、披露されました。
当時の日本の製造業の最先端。ここには「お国を守るために」と台湾から内地に志願されて来られた少年工の皆様も組立作業に従事されました。当時、台湾から来られた少年工の皆様と地元野条の皆様との温かい交流が存在し、皆様は戦後台湾に帰って台湾の製造業を牽引されました。
同飛行場は特別攻撃隊が編成された基地です。姫路海軍航空隊から特別攻撃隊「白鷺隊」が編成され、63名もの尊い命が失われました。
当時の滑走路跡がほぼそのまま現存する貴重な飛行場跡地であり、平成28年6月に国から加西市に払い下げられ、国の地方創生交付金を活用して整備が進められてきました。
紫電改という当時の最新鋭戦闘機を製造したという歴史、台湾の皆様との交流の歴史とともに、
悲惨な戦争を決して起こしてはならない、恒久平和の尊さを語り継ぐ場となりますよう祈念申し上げます。