菅義偉内閣総理大臣記者会見(令和3年5月14日)
「全国の自治体で、今週から順次、本格的なワクチン接種が進んでいます。ワクチンの接種は、皆さん一人一人の命を守る切り札となるものであります。自治体や医療関係者の御協力が進み、全国の85パーセントを占める1,490の市町村で7月末までに高齢者の接種を終えることができる予定となりました。また、各地で都道府県と大学病院などが協力して、大規模接種センターを設ける動きも進んでおります。今後も全ての自治体をしっかりサポートして、全ての皆さんが一日も早く接種できるように取り組んでまいります。
さらに、来月中をめどに、高齢者の接種の見通しがついた市町村から、基礎疾患がある方々を含めて、広く一般の方々にも接種を開始いたします。併せて、全国の企業の産業医の方々の協力を得て、地域の方々や職場の方々への接種を進めてまいります。
こうした中で、なかなか予約が取れないなど、皆様には御不便をおかけしておりますことを大変申し訳なく思います。しかし、必ず皆さんに受けていただけるように、6月末までには1億回分のワクチンを確保し、自治体など、関係者の皆さんとしっかりと協力してまいります。
医療、介護などの現場では、関係者の方々が今日も懸命に御尽力をいただいておりますことを心より感謝申し上げます。
一日も早く安心できる日常を取り戻すため、ワクチン接種の加速化を実行します。それまでの間は対策を徹底し、全国各地の感染レベルをできる限り抑えていきます。そのためには、マスク、手洗い、3密の回避という、欠かすことのできない予防策の徹底をお願いいたします。
特にマスクなしの会話による感染が原因の大部分を占めるという調査結果があります。飲食や会話の場面、また、職場において、一人一人が必ずマスクを着用することは、感染防止の大きな力となります。皆様の御協力を心よりお願い申し上げます。」
令和3年5月14日 新型コロナウイルス感染症に関する菅内閣総理大臣記者会見 | 令和3年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページ (kantei.go.jp)