菅義偉内閣総理大臣記者会見(令和3年6月17日)
「ワクチンの接種は、この1週間で合計730万回、1日平均100万回を超えるペースで増加しています。累計の接種回数は2,700万回を超え、1度でも接種した人の数は2,000万人を超えました。自治体や医療関係者などの御協力に、心から感謝いたします。
今回のG7で首脳たちと様々なことを語り合いました。新型コロナについては、いずれの首脳たちも経済との両立などに思い悩みながら、試行錯誤を繰り返し、結局はワクチンの接種が進むことで状況は大きく改善したとのことでした。
今月末には4,000万回を超える見込みであり、全ての市町村で、7月末には希望する高齢者への2回の接種が完了する見込みとの報告を受けております。これにより、高齢者を中心とした重症者の発生が大幅に減り、医療への負荷も大きく軽減されることが期待されます。
企業や大学での接種も21日から本格的に始まる予定であります。既に新規感染者に占める高齢者や医療従事者の割合が低下しているとの指摘もあります。昨日の東京の新規感染者数は501人でした。そのうち65歳以上の感染者は33人に対し、20代、30代は240人と半分近くを占めております。若い世代での感染拡大に留意が必要だという指摘もあり、今後、若い方々も含め、希望する全ての対象者への接種に、政府を挙げて取り組んでまいります。」
「9月1日にはデジタル庁が始動いたします。行政の縦割りを打破し、大胆な規制改革を断行することで、地方にいても都会と同じサービスを受けられる社会を実現します。」
「私は、この国会の冒頭、国民の皆さんの安心を取り戻し、希望を実現すると申し上げました。感染防止とワクチン接種の2正面作戦に全力を挙げ、一日も早い安心の日常を取り戻します。
そして、長年の課題に答えを出し、ポストコロナの強い経済をつくり上げていくことで、希望をお届けいたします。これが、国民のために働く内閣の使命であり、誠心誠意取り組んでまいります。皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。」