中町山田錦部会通常総代会

ご挨拶

6月26日(木)
中町山田錦部会第32回通常総代会に出席させていただきました。
上羅みのり農協組合長からご紹介いただきました、私の2月26日の予算委員会第四分科会の質問と答弁、これを受けた今国会での成果についてご報告させていただきました。
①酒米山田錦の減反枠外での増反・増産
26年産米より酒米については、減反枠外での増反・増産が可能となりました。
25年産米で一俵あたり1,000円上がった価格を下げない形で制度を組ませていただいており、生産者の皆様には、是非、高品質の山田錦を増反・増産していただくことをご期待申し上げます。
蔵元さん、酒蔵メーカーさんも酒米山田錦を増量確保でき、日本酒を増産し、海外に輸出できます。
消費者の皆様は、美味しい山田錦の日本酒を堪能できます。
まさに「三方よし」の制度改正であり、「規制緩和」としては全ての方に喜んでいただける、アベノミクス第3の矢となっております。
生産者の皆様のご尽力により、山田錦のふるさと中町の素晴らしい山田錦を増反・増産されますことを心よりご期待申し上げます。
②農林水産物・加工品の輸出増加
国としては農林水産物・加工品の輸出倍増を目指すこととなっております。この中で品目別に重点的に輸出拡大を図ることとされており、山田錦の日本酒は、輸出増大の主要品目の一つです。政府・与党として日本酒の輸出増大に汗を流してまいります。
③農林水産物のブランド保護
2月26日の質問で、特定農産物の地理的表示の法制化について質問を行い、農林水産省から今国会で法案提出の用意があるとの答弁をいただいたところです。答弁どおり、特定農産物名称保護法が4月25日に閣議決定され、6月18日に成立いたしました。
これにより、農林水産物等の特性を国が保証し、その名称(地理的表示)を登録する、フリーライド・模倣品(地理的表示の不正使用)を国が排除する、という制度が創設されました。これにより、山田錦の日本酒など地域ブランドの維持・向上と輸出拡大が期待されます。
④鳥獣被害対策の促進
今国会において、鳥獣保護法が、鳥獣保護「管理」法へと改正されました。「鳥獣の保護」だけではなく、特定鳥獣については「鳥獣の管理(生息数を適正な水準に減少させ、生息地を適正な範囲に縮小させる)」を行うことが法定されました。法律上、鳥獣被害防止へ捕獲が強化されます。

日本の誇る山田錦というブランドを創り育んでこられたのは、この地の先人の皆様であり、ここにいらっしゃる皆様です。
これからも素晴らしい高品質の山田錦を生産していただけますよう、心よりお願い申し上げます。