6月28日(土)
第14回みのり農業協同組合通常総代会に出席させていただきました。
①酒米山田錦の減反枠外での増反・増産
26年産米より酒米については、減反枠外での増反・増産が可能となりました。
価格を下げない形で制度を組ませていただいており、皆様には是非、高品質の山田錦を増反・増産していただくことをご期待申し上げます。
蔵元さん、酒蔵メーカーさんも酒米山田錦を増量確保でき、日本酒を増産し、販売増加につながります。
消費者の皆様は、美味しい山田錦の日本酒を堪能できます。
まさに「三方よし」の制度改正であり、「規制緩和」としては全ての方に喜んでいただける、アベノミクス第3の矢になります。
②農林水産物・加工品の輸出増加
国としては農林水産物・加工品の輸出倍増を目指すこととなっております。
この中で品目別に重点的に輸出拡大を図ることとされており、JAみのりの誇る山田錦の日本酒や、黒田庄和牛、神戸ビーフは、輸出増大の主要品目の一つです。
政府・与党として輸出増大に汗を流してまいります。
③特定農産物名称保護
上羅組合長からの助言をいただき、衆議院予算委員会第四分科会で、特定農産物の地理的表示の法制化について質問を行い、農林水産省から今国会で法案提出の用意があるとの答弁をいただいたところです。
答弁どおり、特定農産物名称保護法が4月25日に閣議決定され、6月18日に成立いたしました。
これにより、農林水産物等の特性を国が保証し、その名称(地理的表示)を登録する、フリーライド・模倣品(地理的表示の不正使用)を国が排除する、という制度が創設されました。
これにより、山田錦の日本酒や黒田庄和牛、神戸ビーフなど地域ブランドの維持・向上と輸出拡大が期待されます。
④鳥獣被害対策の促進
今国会において、鳥獣保護法が、鳥獣保護「管理」法へと改正されました。
「鳥獣の保護」だけではなく、特定鳥獣については「鳥獣の管理(生息数を適正な水準に減少させ、生息地を適正な範囲に縮小させる)」を行うことが法定されました。
法律上、鳥獣被害防止へ捕獲が強化されます。
みのり農業協同組合は、強い農業を創る全国のモデルとなりうるものと確信いたしております。
皆様のお力をもちまして、全国のモデルとなりうる新しい農業、強い農業を創っていただけますよう、現場からのご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。