10月4日(土)
上鴨川住吉神社秋祭りに出席させていただきました。
上鴨川住吉神社秋祭りで行われる神事舞は、重要無形民俗文化財に指定されています。
神事舞は、宮座制のもとに伝承されてきた神事芸能で、中世の田楽、能舞などの遺風をよく伝えるものとして貴重であるとされています。
宵宮では、「太刀舞」「獅子」「田楽舞」「扇舞」「高足」などが演じられ、続いて翌日の本祭には、これらの曲目の後に、「翁舞」として猿楽風な曲が舞われ、語られます。特に「高足」「翁舞」などは芸能史上の特色を高く評価されています。
4日の宵宮に出席させていただきました。
拝殿前では斉灯(さいとう)と呼ばれる大きな篝火がたかれます。
厳格な宮座制の下で、担い手不足は深刻です。
今年は、中2の方以来、長らく待望されてきた「希望の新人」(小2の方も)が2人、初めて参加されました。
神事舞という文化財を、永く継承されてこられた上鴨川の皆様に深い敬意と感謝を申し上げますとともに、今後とも伝統芸能・文化を永く継承されますことを心より祈念申し上げます。