10月8日(水)
「明日の象徴」第3回授賞式に出席させていただきました。
「明日の象徴」は、医療、保健、ライフサイエンスの分野で活躍されている35歳以下の期待の精鋭の皆様の活動を顕彰するものです。
若い皆様の活動に光を当てることで、若い世代全体にイノベーション追求の機運が広がること、それを奨励、促進する環境を醸成することが目的です。
今回は、
中枢神経疾患の「損傷」と「修復」の双方のメカニズムを明らかにするという画期的な成果を生み出された村松里衣子さん、
全国の医学生、若手医師に対して家庭医療・総合診療に関する啓発活動、キャリア支援、ネットワーク構築などを10年以上に渡って継続的に行ってこられた吉本尚さん、
東日本大震災直後から被災者の健康調査や被ばくリスクに関する分析を手がけ、原発事故後の避難による高齢者死亡リスクの検証を行われた野村周平さん、
「看護理工学」の創生、寝たきり高齢者の床ずれ、重篤な合併症である床ずれの細菌感染症に対し、分子生物学的な視点から発症メカニズムの解明を行った仲上豪二朗さん、
カンボジア、フィリピンなど海外で医療活動責任者として任務につき、東日本大震災でも医療ボランティアの陣頭指揮をとり、看護師の地位向上・評価を著しく高めた長谷川彩未さん、
「ミドリムシ(学名ユーグレナ)」の屋外大量培養を世界で初めて成功させ、食料、バイオ燃料源として供給するバイオベンチャー「(株)ユーグレナ」を設立された出雲充さん、
が受賞されました。
受賞者の皆様は、天皇・皇后両陛下に謁見されました。
若い世代には無限の可能性があります。
このような表彰は、やる気のある優秀な人材を育て、若い世代に夢を与えるだけでなく、世界的な競争力を高め、産業の育成につながるはずです。
受賞者の皆様には、日本の明るい「明日」、健やかな「明日」を指し示していただき、ありがとうございます。
これからの益々のご活躍を心より祈念申し上げます。
関係者の皆様のご尽力に心より敬意と感謝を申し上げます。