貝原俊民 前兵庫県知事がお亡くなりになりました。
元気でいらっしゃる中での突然の交通事故死でした。
このたびの阪神・淡路大震災20年追悼式典のご準備をされている最中のことでした。
無念であったろうと悔やまれてなりません。
天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、阪神・淡路大震災20年追悼式典は、無事、終了いたしました。
ありし日のお姿をお偲びし、あらためてご冥福を心よりお祈り申し上げます。
阪神・淡路大震災の復旧・復興を陣頭指揮され、
「県民の命は言うに及ばず、県土の一木一草に至るまで責任を負う。これが知事である。」
とのお言葉どおり、復旧・復興に尽力されました。
「実情を知らずして判断なし」と現場主義を貫かれました。
単なる復旧ではなく「創造的復興」を唱えられました。これは東日本大震災の復興に活かされることになります。
公私にわたって、ご指導ご薫陶を賜ってまいりました。
政治の師であり、人生の師でありました。
創造的復興、地方分権について、国政に対し、様々な「想い」を、お持ちになっておられました。
これが、私にとっては、ご遺言になりました。
この「想い」を実現すべく、全身全霊をささげてまいります。