2月18日(火)
知的財産戦略調査会に出席させていただきました。
知的財産立国を目指すために、今国会で、特許法等の改正法律案が提出される予定となっています。
特許法等の一部を改正する法律案の中では、商標法の改正として、
商工会議所、商工会及びNPOが商標法の地域団体商標制度の登録主体に追加されます。
このことにより、地域ブランドの更なる普及・展開を図ることができるようになります。
また、「地理的表示」の登録を行うことによって、農林水産物等の名称の保護を行う「新法」の提出が検討されています。
これは、
農林水産物等の特性を国が保証し、その名称(地理的表示)を登録する。
フリーライド・模倣品(地理的表示の不正使用)を国が排除する。というものです。
このことにより、
①生産者利益(地域の知的財産)の保護(農林水産物等の適切な評価・財産的価値の維持向上)
②需要者利益の保護(高付加価値の農林水産物等の信用の保護・需要の確保)
が図られることが期待されます。
私からは、「地理的表示としては、加工品と原材料の地理的表示をどうするのか?例えば、日本酒で、山口県の獺祭も、新潟県の越乃寒梅も八海山も、原材料の酒米山田錦は兵庫県。この兵庫県産の山田錦、又は、もっと細かく「○○産の山田錦」というのは地理的表示に該当するのか?」という質問をさせていただきました。
地域ブランドの育成・強化、更なる普及・展開に向けて汗を流してまいります。