ひょうご次世代施設園芸モデル団地 竣工記念式典 あいさつひょうご次世代施設園芸モデル団地 施設説明ひょうご次世代施設園芸モデル団地8月29日(土)
ひょうご次世代施設園芸モデル団地竣工記念式典に出席させていただきました。
日本よりも国土の狭いオランダは、高度な施設園芸技術と大規模栽培で米国に次ぐ世界2位の農産物輸出国になっています。
攻めの農林水産業、林農林水産大臣の肝いり事業として、オランダ式の最新施設園芸技術を導入し、新たなビジネスモデルを確立する「次世代施設園芸導入加速化支援事業」がスタートします。
この国のモデル事業として、加西市鶉野町・野条町で4haのハウス栽培団地を整備し、トマト栽培・販売を行います。
全国から多くの申請が寄せられる中で、国全体の予算50億円のうち、12億円(総事業費19億円)が投入されるという国からの破格の対応をいただいてのスタートです。
栽培ラインは約21.6km、1つの苗が長さ10m(建物高さ6m)に育ち、200個の大玉トマトが収穫されます。温度や湿度、光、二酸化炭素などの栽培環境を自動制御できるという、巨大な野菜工場になります。
㈱兵庫ネクストファーム(JA兵庫みらい、東馬場農園、サラダボウル、ハルディン参画)が運営されます。
ブランド名は、ミニトマトが甘い甘い「スプラッシュ」、大玉トマトが「森太郎」です。
「森太郎」とは、「桃太郎」と、木質バイオマスエネルギーで熱源を供給することにちなんでおり、北はりま森林組合、多可町の木質チップが利活用されます。
地域の雇用を確保し、栽培・販売ノウハウを県内各地に拡げるモデルとなります。
JA兵庫みらいのご尽力をたまわり、周辺農家の皆様のトマトの取引価格が下がらないよう配意しつつ、契約栽培を中心に、新規に市場を開拓し、販売されます。

関係者の皆様のご尽力に心より敬意と感謝を申し上げます。
加西市鶉野町・野条町のトマトハウス団地が、全国のモデルとして、新しい日本の農政を切り拓かれますことを心より祈念申し上げます。