要約筆記者障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び児童福祉法の一部を改正する法律が成立いたしました。
障害者の皆様が自らの望む地域生活を営むことができるよう、「生活」と「就労」に対する支援の一層の充実や高齢障害者による介護保険サービスの円滑な利用を促進するための見直しを行うとともに、障害児支援のニーズの多様化にきめ細かく対応するための支援の拡充を図るほか、サービスの質の確保・向上を図るための環境整備等を行います。
改正内容の概要は次のとおりです。
○障害者の皆様が望む地域生活の支援
・地域生活を支援する新たなサービス(自立生活援助)の創設
施設入所支援や共同生活援助を利用していた者等を対象として、定期的な巡回訪問や随時の対応により、円滑な地域生活に向けた相談・助言等を行うサービスを新設する(自立生活支援)
・就労定着に向けた支援を行う新たなサービス(就労定着支援)の創設
就業に伴う生活面の課題に対応できるよう、事業所・家族との連絡調整等の支援を行うサービスを新設する(就労定着支援)
・重度訪問介護の訪問先の拡大
重度訪問介護について、医療機関への入院時も一定の支援を可能とする
・高齢障害者の介護保険サービスの円滑な利用
65歳に至るまで相当の長期間にわたり障害福祉サービスを利用してきた低所得の高齢障害者が引き続き障害福祉サービスに相当する介護保険サービスを利用する場合に、障害者の所得の状況や障害の程度等の事情を勘案し、当該介護保険サービスの利用者負担を障害福祉制度により軽減(償還)できる仕組みを設ける
○障害児支援のニーズの多様化へのきめ細かな対応
・居宅訪問により児童発達支援を提供するサービスの創設
重度の障害等により外出が著しく困難な障害児に対し、居宅を訪問して発達支援を提供するサービスを新設する
・保育所等訪問支援の支援対象の拡大
保育所等の障害児に発達支援を提供する保育所等訪問支援について、乳児院・児童養護施設の障害児に対象を拡大する
・医療的ケアを要する障害児に対する支援
医療的ケアを要する障害児が適切な支援を受けられるよう、自治体において保健・医療・福祉等の連携促進に努める
・障害児のサービス提供体制の計画的な構築
障害児のサービスに係る提供体制の計画的な構築を推進するため、自治体において障害児福祉計画を策定する
○サービスの質の確保・向上に向けた環境整備
・補装具費の支給範囲の拡大(貸与の追加)
補装具費について、成長に伴い短期間で取り替える必要のある障害児の場合等に貸与の活用も可能とする
・障害福祉サービス等の情報公開制度の創設等
都道府県がサービス事業所の事業内容等の情報を公表する制度を設けるとともに、自治体の事務の効率化を図るため所要の規定を整備する

法律成立にあたりまして、関係者の皆様のご尽力ご労苦に深く敬意と感謝を申し上げます。
すべての皆様にやさしいユニバーサル社会の実現に向けて全力を尽くしてまいります。
加西ボランティア健康体操点字の名刺作り障がい者ふれあいスポーツ大会握手障がい者ふれあいスポーツ大会でんでん虫